ちこ丸の庶民派生活2

札幌のランチを中心に、食関係のあれこれを軽くレポートします。

奈良旅その弐:福神堂のにゅうめん

三輪から奈良へ続く古道「山の辺の道」にも足をのばしました。散策のスタート地点に選んだのはJR三輪駅。三輪と言えば、そうめんの本場です。

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けっこう歩いて、まずは三輪明神大神神社(おおみわじんじゃ)へ。その鳥居の近くにあるのが福神堂。いかにも老舗っぽい造りのお店です。

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こちらでは、三輪そうめんや柿の葉寿しなどが食べられます。

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ちなみに、メニューに「そうめん」と「にゅうめん」とがありますけれど、基本的には同じもの。違いは調理法で、汁が「冷たいか」「温かいか」の差です。もともと温かい方は「煮る麺」と言っていましたが、なまって「にゅうめん」になり、それが定着したと言われています。

注文は、温かい方のにゅうめん(700円)。

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ずしっとした丼に盛られた麺は、綺麗な色の出汁に浸かっています。具材は、えのき茸、煮しいたけ、若布、かまぼこ、三つ葉。シンプルな麺料理なのですが、かまぼこの上で柚子が香っていて、何とも言えない柑橘系の爽やかさがプラスされています。

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透明感があって白く美しい麺は喉ごしもよく、優しい味わい。するするっと、すすれてしまいます♪ お出汁も雑味のないすっきりとした味で、温まりますし、寒い季節に何より嬉しい1杯。 

門前のお食事処でいただく、三輪のにゅうめん。

ごちそうさまでした ♬