江戸前のそばを食べてきました。
JR小樽駅から徒歩約5分のところ(長崎屋の並び)にある、にしん漁が栄えていた頃の石倉を改築してつくった蕎麦屋・藪半(やぶはん)。歴史を感じさせる趣がある店構えと設えは、何とも言えない独特の魅力があります。
江戸前そば御三家のひとつ「藪」に(半分だけ)あやかったという屋号を持つ藪半。蕎麦だけではなくアテも旨いと評判の人気店です。いつもは行列ができていて、なかなか入れないのですが…この日はすぐに入店できました。
いろいろな蘊蓄(うんちく)話が載っていて読んでいるだけでも楽しい「おしながき」から
天とじそば(地物粉麺 1177円)を注文。
ふわっと溶じられた卵にえび天が1本。真ん中には柚子皮が添えられています。少し濃い目のつゆは江戸前の証し。
卵とじが優しくその濃さを和らげてくれます。天ぷらの衣もつゆを吸って、ふにゅっ。これはこれでまた旨し。
これらに合わせる地物粉(道内産)の二八麺は細く更科っぽいけれど、うっすら蕎麦色で繊細な味わい。
するするっと喉ごしよく入っていきます。ときどき香る柚子もさわやか~
最後は蕎麦ちょこにつゆを少し入れ、とろっとした蕎麦湯を注いでっと。う~、美味し過ぎて何度もお替りしてしまいましたわ。
小樽藪半ですする温かい1杯。
ごちそうさまでした ♬