北海道の西南側に位置する離島へのフェリーが出ている江差町。乗船前にこちらでにしんそばを食べました。
にしん漁で栄えた歴史を持ち、街並みに風情がある江差町。
乗船時刻まで少し時間があったので軽く町内を散策します。
ちょうどお昼どきになったので、手打ちそば和味(なごみ)へ。街の中心部から少し離れたところにあるにもかかわらず、店内は地元の方々で賑わっています。
ツルツルっと冷たいお蕎麦でもすすりたいところですが…正しい観光客の心得として、江差名物にしんそば(1130円)を食べないわけにはいきません。異常に暑い中、勇気を出して注文します。
お出汁にど~んと浮かぶ甘辛く炊いたにしん。しっかり味が付いている、独特のひなびた感のある食味です。この身の厚みがお分かりいただけるでしょうか?
ネギを載せ、細めの麺をずずず~っ。七味をぱぱっとふって、お出汁を飲んで、ほくっとする身を食べ、また、ずずず。
ハンドタオルを握りしめ汗をふきふきいただく名物にしんそばは、素朴さと昔流の贅沢さを同時に味わうことができる不思議な1杯。郷愁というものを感じさせるような味わいでしたわ。
ごちそうさまでした ♬